こんにちは😊
北九州市八幡西区の「結果」と「癒し」にこだわるプライベートエステサロン「Body&Face Hiina」代表、ボディーケア&スキンケアセラピストの扇谷比奈子です。
昨日、野球部、息子を含めた中学3年生が引退しました。
親も子も、涙😢涙の引退の日でした。
今日は、野球部で二年半頑張った息子のお話にお付き合いください。
中学から野球を始めた息子
息子は「野球」がとても好きで、小学校時代は公園で友達と野球をしていました。
小学校の頃は、スイミングを習っていて【「スイミング」か「野球」どちらを習い事とするのか、自分で決めなさい。どちらを習い事にする?】と私は息子に聞いたところ、「今はスイミング」と彼自身が決め、「スイミング」を小学校卒業まで続けました。
中学に入り、小学校からクラブチームで頑張ってきた子、同じく中学から始める子が入り混じり、今回引退した代の「野球部」は始まりました。
みんな仲が良く、子どもたち同士のトラブルなど一切なく、引退まで「野球部」にみんながみんな全力で頑張っていました。
汗泥まみれの練習
1年生のころは、練習がそんなにハードではなく、2年生になると顧問の先生が変わり、練習量、暴言にも近い言葉💦で日々、鍛えられていました😅
去年の夏(二年生の夏)、近郊の中学校の野球部が集まり、合同合宿を行いました。その時は私は合宿当番で部員のお世話をしに行きました。
そこで、ただならぬ「練習」を目の当たりにします。
猛暑日の合宿
合宿の二日間はどちらの日も猛暑日でした🌞
部員はお茶を飲む以外の時間はすべて、強い日差しのもと『泥だらけ』になりながら練習に励みました。
息子は、時に捕球ミスをすると、顧問の先生に罵倒されながら、親である私がその姿を見ることが、とてもきつくなるほどの怒られようでした。それは他の子にも言えました。
他の部員もそれを見る保護者も胸が苦しくなるほどの練習でした。
しかし、どの子も文句ひとつ言わずに頑張っていました。
同じように頑張る仲間がいたからお互いに頑張れたのでしょう。
合宿MVPは。
合宿の二日目は試合です。
息子は特に大きな活躍というものはできませんでした。
本当に猛暑で大変な合宿の最後に、その合宿のMVPをそれぞれの学校の顧問が発表するセレモニーがありました。
息子は頑張ったけど特に活躍することもなかったので、私は「誰だろうな。ホームランを打ったあの子かな。」と思っていました。
顧問が「自分がMVPだと思う人~!」
と部員達に聞いた時も、他の子の手が上がる中、息子の手が上がることはありませんでした。
顧問が「では、発表します!」と呼び上げた名前が、
息子の名前でした。
息子もビックリ、私もビックリ。
他の保護者の方がいる手前、喜びを爆発させることは控えましたが、シャッターを切る私の手が震えていたことを覚えています。
なぜ、MVPに選んだのか…顧問の先生はこう言いました。
「どんなに暑くてきつくても、一番に自分から率先してきつい仕事でも何でもしてきたのが○○(息子名)だった。先生は、技術の上手い下手とかでなく、こういったことをきちんと出来るようになって欲しくて、○○をMVPに決めました!」
と。
とても嬉しかったし、救われたような気にもなりました。
こうしてブログを書きながらも涙が出てきます。
朝昼で○合を…
ハードな練習と比例して息子の食事の量もどんどん増えていきました。
土日の朝食と昼食でお米が4合を息子一人で消費するようになってきました。
「今日は何が食べたい?」と聞くと「肉」と答えることが9割で、なかなかの量を食べていました😲
今も見た目は細く見えますが、ふくらはぎはしっかりがっちり筋肉がついており、上半身もしっかりとしてきました。
他の子たちも、それぞれ身体がしっかりとしてきました。
「しっかり食べてしっかり運動する」
中学生男子、これをしっかりとできていました。
負けたら引退の夏へ
日々の練習をみっちりして【負けたら引退】の3年生最後の夏へ挑みました。
大会前に息子にお願いをされていてことが一つ。
「大会前に1ミリにしてもらっていい?」
1ミリとは坊主頭の髪の長さのこと。
野球部で坊主にすることもためらっていた息子が、自ら1ミリに刈ることを決め、いち早く実行した息子を顧問の先生も感激していました。
夏の大会、もらった背番号は「11」
そりゃ、一桁が良かったとは思いますが、息子には、
「おっ!!大谷(日ハム)と一緒じゃーん❣❣すごっ!!」
というと、少しにこっとしてくれました(⌒∇⌒)
1ミリ坊主のせいもあってか、7月2日の大会初日、1試合目、息子も出場を果たし、ヒットを打ってくれました!!すっごく嬉しかった!!
1試合目、見事に勝利!
2試合目は、強豪チーム(シード校)との対戦。
3年生の部員の親は総出での応援、ヒットが出たり、好プレイが出るたびに、親はみんなで大喜びしました。
リードされるも追いつき、1対1のまま延長戦へ。
そして、見事勝利!!
部員は弾ける笑顔😊親は抱き合って号泣、顧問の先生も笑顔&涙。
昨日耳にしましたが、顧問の先生が「勝って涙」したのは、初めてのことだったそうです。
そのくらい、すごい勝利でした。
その後も、勝利を重ね、区大会を勝ち上がり、市大会へ。
市大会~引退が決まる日~
市大会1試合目は、コールド勝ちをおさめました。あっぱれ!!
息子は途中出場しましたが、それまで「3塁コーチャー」として頑張りました。
相手選手が交錯をして足を痛めた時に、三塁コーチャーの息子は相手選手の元へ、コールドスプレーをもって駆け寄りました。
この姿がとても誇らしかったです。
「ナイス!コーチャー!」
と私はスタンドから声をかけました。
他の保護者の方も一緒に「コーチャー、いいよ!」なんて言ってくれました!
運命の二試合目
2試合目の相手は、先月、練習試合をした相手でした。
相手選手は中学生と思えない体つきで、まるで高校生のようでした。(この練習試合の時のお茶当番だった私は、先生に出すお茶を間違えて選手に渡すほどの立派な体つきの子もいました。)
この練習試合では2試合して1-0,0-1と互角の試合でした。
そして、昨日の2試合目の試合は、初回、2回に相手に1点ずつを取られ、途中1点を返し、2対1のまま、最終回へ…
部員たち皆、保護者も皆一生懸命にプレーや応援をしました。
しかし、点数が入ることはありませんでした。
相手選手が喜びを爆発させる中、わが野球部の選手は涙を流しました。
応援席では、私たち保護者のすすり泣く声でいっぱいになりました。
「いい試合だったね」
「本当にがんばったね」
と小さく言うのが精一杯でした。
保護者の方々も選手たちの涙を流す姿を見ると余計に涙が止まりませんでした。
いつも通りのゴリラ
選手たちは涙を流したり、嗚咽したりしながらも、いつも通り整理体操の「ゴリラ」を始めました。
私は涙を流しながら、選手たちの雄姿を収めたいとシャッターを切りました。
左から4番目が私の息子です。
野球部内ではいつも明るく、ひょうきんな存在でいる息子がゴリラをしながら、涙で一瞬しゃがみ込んでしまいました。
これだけ、彼、息子は一生懸命に頑張ってきたんだ!と感じました。
親である私でさえ分からない一生懸命さをもって野球を、野球部を頑張ってきたんだと…
ゴリラの後、ベンチに戻ると流す涙の量は増え、着替えができないほどに嗚咽する選手もいたそうです。
全てが美しく…
3年生の部員たちをみてきて、
彼たちの「喜び」「くやしさ」「笑顔」「眼差し」「悲しさ」「賞賛」「落胆」「友情」
その全てが美しく、一つのものを一緒に一生懸命に追いかける姿は、逞しく、美しいものでありました。
私はこんな素晴らしいものを魅せてくれた3年生の部員一人一人に「感謝」の気持ちでいっぱいです。
みんな、ありがとう。あなたたちは本当に美しかったです。
あなた達とする野球が本当に楽しかった
球場から学校へ戻り、顧問の先生から、選手たちへむけての言葉はこうでした。
「あなた達とする野球が本当に楽しかったです。勝ち上がるたびに、また、この子たちと一緒に1週間、野球ができると、心から喜んでいました。1日でも長く一緒にしていたかった。けれど、負けてしまったので仕方ありません。本当にありがとう。」
今日は、昨日で幕を閉じた息子の中学校野球部生活を書いてきました。
長々とお付き合いをありがとうございました。
次回は自営業のエステサロンを営み、家族の大黒柱として、私が野球部と向き合ってきたことについて書いていきます。
では、また💓